骨粗しょう症と診断されたら、お薬による治療が必要になります。ここでは骨粗しょう症の治療薬や、治療中の注意などについて紹介しています。
骨粗しょう症のお薬にはいろいろな
種類があります
食事や運動などの生活習慣の工夫では追いつかないほどのスピードで骨が減っていく場合は、お薬による治療が必要になります。
骨密度測定を定期的に受け、できるだけ早く治療を始めること、お薬を処方されたら、きちんと続けて、骨折しにくい骨を保つことが大切です。
骨粗しょう症のお薬は、骨の働きを改善し、骨折のリスクを低下させる効果を持つものが主に使われます。骨をこわす働き(骨吸収)を抑える薬、骨をつくる働き(骨形成)を助ける薬、骨吸収と骨形成のバランスを整える薬などの種類があります。
続けやすい治療法が増えています
骨粗しょう症の治療薬が次々に登場し、個々の患者さんの症状や病気の進行度に応じて、選択肢が増えてきました。最近では、従来の治療薬よりも骨密度増加が期待できる薬や、患者さんが継続しやすいように投与間隔や剤形(薬のかたち)に配慮したものもあります。
ただし、安全にきちんと効果があらわれるようにするには、薬の用法を守る必要があります。
薬によって、飲むタイミングや、注意すべき点がありますので、医師や薬剤師の指示の内容をよく確認しましょう。
骨折を防ぐためには、お薬を継続することがとても大切です
生活スタイルに合わせたさまざまな治療法が拡がっています。
主治医に、自分に合った続けやすい方法を相談してみるのもよいでしょう。
全体監修 : 健康院クリニック 院長 細井 孝之 先生